Pompeius ( Consul BC70,55,52 )
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共和政末期の卓越した軍人、政治家。カエサルの唯一最大のライバル。BC106年生まれ。BC83年に自ら徴募した軍隊を引き連れてスラの陣営に参加したのが、彼の経歴のスタートになる。 反スラ派の鎮圧で活躍し、25才の若さで凱旋式を挙げ、マグヌス(偉大なる者)の添え名を得る。 BC71年にはスペインのセルトリウスの反乱を鎮圧し、二度目の凱旋式を挙げる。凱旋式を二度上げることは通常ありえないことであった。 BC70年には元老院議員になっていなかったにもかかわらず、例外的に執政官に就任する。 BC67年に海賊討伐のため、BC66年に対ミトリダテス戦争のため、ほとんど無制限の非常大権を得る。 このように彼は共和政の枠を越えた例外的な出世を繰り返して来たが、 BC61年に三度目の凱旋式を挙行したころから、元老院はポンペイウスの力を警戒するようになる。 BC59年にカエサル、クラッススと同盟関係を結び、第1回三頭政治が始まる。また、(彼はカエサルより6才年上だが)カエサルの娘ユリアと結婚する。 BC54年、53年に相次いで、クラッスス、ユリアが死亡してからは、元老院と協力してカエサルと対立するようになり、BC52年には単独の執政官に就任する。(執政官は常に二人選ばれていたから、これは極めて例外的な措置であった。) BC49年にカエサルが挙兵して全面対決になる。一旦イタリアを退き、優勢な軍事力をもつギリシャでカエサルに対抗する。 しかし、BC48年にファルサロスでカエサルに敗れ、エジプトに逃れるが、そこでエジプト王家に殺される。 このコインは彼の息子セクストゥス・ポンペイウスが発行したものである。 |
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