Elagabalus ( AD218 - AD222 )
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セプティミウス・セウェルスの妻ユリア・ドムナの妹ユリア・マエサの孫。即位の前はシリアのエメサにある太陽神エル・ガバルの神殿の祭司であった。カラカラ暗殺後の皇帝マクリヌスと軍隊の関係が悪化したのをみたユリア・マエサは当時14歳の孫エラガバルスをエメサ近郊の兵営へ連れて行き、兵士たちを煽動して反乱を起こさせる。そのとき、エラガバルスが実はカラカラの庶子であるという噂まで流させている(自分の娘の不貞を言い立てているようなものだ)。218年6月にマクリヌスを破り全土に皇帝と認められる。 彼はエメサの神殿から太陽神崇拝の「黒い石」をローマに持ち込み、他のすべての神は太陽神に従属しているとした。これは他の神を信仰している者には耐え難いことであったろう。 また、彼の性的倒錯はよく知られており、多くの女たちだけでなく多くの男たちと交わった。女装して売春宿へ行き娼婦としてふるまうとか、去勢を望むとか、奴隷(男)と結婚するとかいった奇行は有名であった。また、ウェスタの巫女と結婚したことは、ローマの宗教的伝統へのたいへんな冒涜であった。 実際の権力は祖母ユリア・マエサと母ユリア・ソアエミスが握っており、エラガバルスの乱行のあいだもなんとか政権を維持していたが、 反乱と暴動が絶えなかった。 結局エラガバルスは母とともに親衛隊によって殺され、死体はテヴェレ川に投げ込まれた。
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セプティミウス・セウェルスの妻ユリア・ドムナの妹で、エラガバルスとセウェルス・アレクサンデルの祖母。マクリヌスが軍の支持を失ったのを見て、孫エラガバルスの即位を画策した。これに成功した218年から224年(225年?)の死亡時までの間、実際の権力を握る。 軍に人気のあったカラカラの名前を利用しようとエラガバルスがカラカラの子であるとの噂を流させたり、エラガバルスの人気が無くなると別の孫アレクサンデル・セウェルスを副帝位につけて次の準備をするなど、なかなかしたたかである。
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ユリア・マエサの長女、エラガバルスの母。エラガバルスとともに軍隊によって殺害される。
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エラガバルスの最初の妻。219年に結婚し、220年又は221年に離婚。
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