アルカディウス ( 東帝国皇帝 AD395-AD408 )
テオドシウス帝の長男で、383年には正帝の称号を受ける。 395年の父帝の没後、弟ホノリウスが西方を、アルカディウスが東方を担当する。 この後、帝国全体を支配する単独の皇帝が現れなかったので、ふつう、この 395年をローマ帝国の東西分裂の年としている。 アルカディウスは皇帝ではあったが、ほとんど実権を持たなかった。 実権は最初は親衛隊長ルフィヌス、次に宦官エウトロピウス、次に皇妃エウドクシア、 そして親衛隊長アンテミウスへと移っていく。 彼は13年あまりの形式的統治のあと31歳で死亡した。
エウドクシアはフランク族の将軍の娘として生まれ、395年4月に皇帝アルカディウスと結婚。後の皇帝テオドシウス2世やプルケリアなど5人の子供をもうける。 400年1月にアウグスタの称号を得る。このころには東ローマ帝国の実権を握っていたようだ。 404年10月、流産が元で死亡する。 |
--> ヨウィアヌス --> ウァレンティニアヌス1世 --> ウァレンス --> グラティアヌス --> ウァレンティニアヌス2世 --> マグヌス・マクシムス ----> フラウィウス・ウィクトル --> テオドシウス1世 ----> アエリア・フラキッラ --> アルカディウス ----> エウドクシア --> ホノリウス --> テオドシウス2世 |