カラカラ ( AD211 - AD217 )

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caracalla_03 obv. caracalla_03 rev. Denarius
19mm, 3.7g
AD198 , Rome

表:カラカラ 裏:スペス(希望の女神)

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caracalla_02 obv. caracalla_02 rev. Denarius
20mm, 3.3g
AD206 , Rome

表:カラカラ 裏:軍装のマルス(戦争の神)

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caracara_01 obv. caracara_01 rev. Denarius
19mm, 3.2g
AD212 , Rome

表:カラカラ 裏:アンノナ(食料供給の女神)

アントニヌス勅法、カラカラ浴場で知られる。
188年、ルグドゥヌムでセプティミウス・セウェルスの長男として生まれる。 195年に父帝とともに、マルクス・アウレリウス家の養子ということにして箔を付け、 マルクス・アウレリウス・アントニヌスと名乗った。 カラカラというのは渾名で、彼が着ていた丈の長い外套に由来する。
195年に副帝位、198年に正帝位を得、帝位継承者であることを明らかにされる。
211年に父帝が死ぬと、カラカラは弟ゲタとともに帝国を相続するが、 極度に不仲でその年の末に母親の目前でゲタを殺害する。
212年にアントニヌス勅法により、帝国内の全自由民に ローマ市民権を与えた。一見、大変人道的なすばらしい政策の ように見えるが、実は、相続税による税収増をねらったものと 考えられている。
カラカラは残虐な皇帝であると言われるが、兵士たちを大事にしたので 軍隊からは支持されていた。
カラカラ浴場はローマ郊外に今も巨大な姿を見せる公共浴場で 当時のモザイクなどが良く残っている。
写真のコインが作られた時期は上から、AD198-AD199, AD205-AD206, AD211-212 である。小さな子供から少年、大人への成長がうかがわれて興味深い。


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geta_02 obv. geta_02 rev. Denarius
21mm, 3.61g
AD200 - AD202 , Rome

表:ゲタ 裏:フェリキタス(幸福の女神)

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geta_01 obv. geta_01 rev. Denarius
18mm, 3.17g
AD209 , Rome

表:ゲタ 裏:敵を槍で突く馬上のゲタ

セプティミウス・セウェルスの次男。カラカラの弟。
189年生まれ。198年に兄のカラカラが正帝になったときに副帝とされ、209年末に正帝に昇格。兄弟仲が悪く、211年の父帝の死後は宮殿を二分する。211年12月にカラカラによって母ユリア・ドムナの前で殺害される。


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plautilla_01 obv. plautilla_01 rev. Denarius
19mm, 3.43g
AD204 , Rome

表:プラウティラ 裏:ウィクトリアを従えたウェヌス(愛と美の女神)

カラカラの妻で、親衛隊長プラウティアヌスの娘。 202年にカラカラと結婚したが、カラカラはプラウティアヌスとプラウティラを嫌っており、205年にプラウティアヌスが処刑された後リパラ島に追放され、212年に殺される。

セプティミウス・セウェルス古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)マクリヌス


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