ガレリウス ( AD305-AD311 )
ディオクレティアヌス引退後の東方の正帝。 ラクタンティウス著の「迫害者の末路」によれば、 キリスト教徒を迫害したので 神罰が当たり体が腐ったとのこと(癌だったらしい)。 死ぬ数日前にキリスト教徒への寛容勅令を出しているが、 神罰から逃れるには遅すぎたらしい。
ディオクレティアヌス帝の娘で、ガレリウスの妻。 父帝が帝国4分割を行った293年にガレリウスと結婚(ガレリウスは最初の妻と離婚)。 ガレリウスの対ペルシャ戦に付き従い、「軍営の母」の称号を得る。 311年のガレリウスの死亡後、後継の正帝となったマクシミヌス・ダヤの宮廷に行くが、 マクシミヌス・ダヤに結婚を迫られ、それを断るとシリアに追放される。 その後、マクシミヌス・ダヤはリキニウスに破られるが、ガレリア・ウァレリアは欠席裁判で死刑を宣告され、 15ヶ月間の逃亡の後、テッサロニカで捕らえられ斬首される。 |
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