ポストムス ( ガリア皇帝 AD260 - AD268 )
彼はローマ帝国全体に認められた皇帝ではない。 しかし、ガリア(今のフランス)に一定の勢力を築いた。 260年にウァレリアヌス帝がササン朝に捕らえられると帝国内に反乱が続発した。 ポストゥムスはシルウァヌスとともにガリエヌス帝の息子サロニヌスを奉じてガリア防衛の任について いたが、両名を殺害して皇帝となり、 262年までにガリア、ヒスパニア、ブリタニアを勢力下に置く。 ガリエヌス帝は263年、265年にポストゥムスを伐とうとするが決定的な勝利を得るにはいたらなかった。 268年にモグンティアクム(現マインツ)でポストゥムスに反乱を起こしたラエリアヌスを破るが、 その際、モグンティアクムの略奪を許さなかったため兵士たちの怒りを買い殺害された。 |
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