アウレリアヌス ( AD270 - AD275 )

+
aurelianus_01 obv. aurelianus_01 rev. Antoninianus
23.5mm, 3.91g
AD274 - AD275 , Siscia

表:アウレリアヌス 裏:握手するアウレリアヌスとコンコルディア(協調の女神)

ゲルマン人が北イタリアに侵入するようになったため、 アウレリアヌスはローマを城壁で囲むべきだと考えた。 城壁の工事は271年に始まり、完成はプロブス帝の時代になる。
また、彼は最後のガリア皇帝テトリクスを降伏させ、パルミュラのゼノビアを 破るなど多くの戦争に勝利した。質の低下していた銀貨により貨幣への信頼が 失われていたので、彼は新たにアウレリアーノと呼ばれる銀の含有量の高い銀貨を 発行した。
アウレリアヌスは親衛隊の兵士により殺害された。


+
severina_01 obv. severina_01 rev. Aurelianus
22.5mm, 3.97g
AD274 - AD275 , Serdica

表:セウェリナ 裏:握手するアウレリアヌスとセウェリナ

アウレリアヌスの妻。258年に結婚し、娘が一人いる。
270年のアウレリアヌスの即位後は彼とその軍隊の移動にともなって、各地を旅した。 彼女は多くの時間と費用を兵士たちの福祉に費やしたので、軍隊の中で人気があった。 275年のアウレリアヌスの暗殺後も彼女は生き残り、しばらくの間は彼女のコインも発行されていた。


テトリクス古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)タキトゥス


Copyright(C) augustus

古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)
テトリクス古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)タキトゥス

+ 共和政

+ ユリウス・クラウディウス朝

+ フラウィウス朝

+ 五賢帝の時代

+ セウェルス朝

+ 軍人皇帝の時代
--> マクシミヌス・トラクス
  ----> マクシムス
--> ゴルディアヌス1世
--> バルビヌス
  ----> プピエヌス
--> ゴルディアヌス3世
--> フィリップス・アラブス
  ----> フィリップス2世
  ----> オタキリア・セウェラ
--> トラヤヌス・デキウス
  ----> ヘレンニア・エトルスキラ
  ----> ヘレンニウス・エトルスクス
  ----> ホスティリアヌス
--> トレボニアヌス・ガルス
  ----> ウォルシアヌス
--> ウァレリアヌス
  ----> マリニアナ
--> ガリエヌス
  ----> サロニナ
  ----> ウァレリアヌス2世
--> クラウディウス2世
  ----> クィンティルス
--> ポストムス
--> ウィクトリヌス
--> テトリクス
  ----> テトリクス2世
--> アウレリアヌス
  ----> セウェリナ
--> タキトゥス
  ----> フロリアヌス
--> プロブス
--> カルス
--> カリヌス
--> ヌメリアヌス

+ 帝国四分割とその後

+ コンスタンティヌスの一族

+ ローマ帝国の黄昏

+ ビザンツ帝国

古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)
古代ローマ